静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20261017「昆虫・生き物体験イベント」開催報告(東部サテライト×静岡大学昆虫同好会「虫処」)

❝静岡大学昆虫同好会「虫処」と一緒に、身近な生きものを見て・さわって・発見しよう!❞「昆虫・生き物体験イベント」を開催しました!

2026年10月17日(土)、静岡大学未来社会デザイン機構東部サテライトでは、静岡大学昆虫同好会「虫処(むしどころ)」の学生とともに、子ども向けの「昆虫・生き物体験イベント」を開催しました。

9月10日に参加者の募集を開始したところ、数日で定員を上回るお申込みが寄せられました。当日はお天気にも恵まれ、主に地元伊豆市内の小学生28名と保護者20名が参加し、身近な昆虫や生きものに親しむ一日となりました。

▼(イベント参加者募集時の記事はこちら)

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イベント開始前、準備に取り組む「虫処」の学生たち

イベント開始前、東部サテライトに到着した虫処の6名の学生たちは、さっそく標本づくりの準備に取りかかりました。

昆虫をお湯につけて体を軟らかくする「軟化」の作業を行ったあと、昆虫を1匹ずつ納豆パックに入れ、標本づくりで使用する「昆虫ガチャ」を用意しました。

子どもたちが自分でパックを選び、どんな昆虫が出てくるかは開けてからのお楽しみ! 標本づくりが始まる前から、学生たちの工夫が光る準備となりました。

看板作りなどの準備を手伝ってくれた小学生も

準備を終え、いよいよイベントがスタート。東部サテライトからの挨拶のあとは、虫処の学生たちにバトンタッチし、学生が中心となって各プログラムを進行しました。

昆虫クイズで、身近な生きものを知ろう!

最初のプログラムは「昆虫を知ろう!」。写真を交えながら、東部サテライト周辺で見られる昆虫や生きものについて、三択クイズを通して学びました。

「日本のクワガタは何種類くらい?」「トンボの幼虫は何と呼ばれている?」など、昆虫にまつわるさまざまな問題が出題されました。

学生から「〇番だと思う人~?」と問いかけられると、子どもたちは手を挙げて回答。学生の話に熱心に耳を傾け、クイズに正解すると「やったー!」と声を上げる姿も見られました。

クイズの中では、昆虫の分類はとても複雑で、大学生であっても難しいことがある...という話題も。学生から「大学生になったらぜひ勉強してみてね」といった声かけもあり、子どもたちにとって、昆虫について知るだけでなく、大学で学ぶことにも思いを巡らせる機会となりました。

「昆虫ガチャ」で選んだ昆虫を、自分だけの標本に!

続いては、標本づくりに挑戦です。

子どもたちは、準備された「昆虫ガチャ」から標本にする昆虫を選びました。タマムシを見て「キラキラしてるー!」と驚いたり、大きなカブトムシやクワガタが出てくると「うわー、大きい!」と声を上げたりする姿も見られました。

今回使用したのは、市販の標本づくりキット(「俺の標本箱」)です。虫処の学生が作業の手順を一つひとつ説明し、学生だけでなく東部サテライトのスタッフや保護者もサポートしながら、虫ピンや待ち針を使って昆虫の形を整え、標本を作っていきました。

初めて標本づくりに挑戦する子どもたちも多く、待ち針を使う作業にドキドキしながらも、みんな真剣そのもの。それぞれがじっくりと作業に取り組み、自分だけの標本を完成させました!

完成後には、標本の保管方法についても学生から説明がありました。保護者からは、今回使用した標本づくりキットについて、こんなキットがあると知ることができ、今後の参考になったという感想も寄せられました。

田んぼへ出発!身近な生きものを探してみよう

最後のプログラムは、子どもたちお待ちかねの、東部サテライト近くの田んぼでの生きもの探しです。

参加者は5つのチームに分かれ、それぞれのチームを虫処の大学生がリーダーとなって案内しました。

田んぼでは、トンボやカマキリ、バッタ、チョウ、カエルのほか、ヤゴやタニシ、ゲンゴロウ、ハリガネムシなど、さまざまな生きものを見つけることができました。

虫取りに慣れている子どもたちは、次々と生きものを捕まえようと夢中に。一方、最初はあまり虫取りに乗り気でなかった子どもたちも、学生から捕まえ方のコツを教わったり、ほかの子どもたちが採集する様子を見たりするうちに、次第に夢中になっていきました。

捕まえた生きものについて、「おうちでは何の餌をあげたらいいの?」と学生に質問する場面もありました。子どもたちだけでなく保護者も一緒になって生きもの探しを楽しみ、時間いっぱいまで活動しました。

子どもたちや保護者から寄せられた感想

イベント終了後のアンケートでは、回答した子ども28名のうち27名が「とても楽しかった」「楽しかった」と回答しました。

感想には、さまざまな生きものを捕まえられたことや、標本づくりに挑戦できたことを喜ぶ声のほか、「またこういう機会があったらきたいです」といった声も寄せられました。

また、もともと虫取りにはあまり興味がなかったものの、標本づくりを楽しみ、虫取りも思った以上に楽しかったという感想もありました。今回の体験が、生きものへの興味を広げるきっかけにもなったことがうかがえます。

「お兄さんの話していることがわかった」「お兄さんたちが優しくてよかった」といった感想もあり、虫処の学生とのやりとりも、子どもたちにとって楽しい学びの一部となっていたようです。

保護者からも、普段なかなかできない採集や観察を体験できたことや、学生から丁寧に教えてもらえたことへの感謝の声が寄せられました。さらに、大学生と子どもたちが一緒に生きもの探しを楽しむ様子が印象的だったという感想や、保護者自身もイベントに参加できてよかったという声もありました。

また、ある保護者からは、最初は昆虫にあまり興味がなかった子どもも、学生との交流に刺激を受けて楽しんでいたという感想が寄せられました。

今回ご参加いただいた皆さま、企画・進行を担った静岡大学昆虫同好会「虫処」の学生の皆さん、ありがとうございました!
そして、生きもの探しの場所をご提供くださった地域の皆さまにも、心よりお礼申し上げます。

東部サテライトでは今後も、大学や地域と連携しながら、子どもたちが身近な自然に親しみ、学びや発見を楽しめる機会づくりに取り組んでまいります。

 

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20260928 第32回青羽根柿木歴史大学 「昔の写真からたどる天城の記憶2」

昭和10年に撮られた写真から天城の魅力を再確認

前回7/27に引き続き、青柿大メンバーAさんのご親戚が昭和10年頃に天城周辺で撮った写真を今の同じ場所と見比べていく9/28の青柿大。旧天城隧道入口にあった茶屋についてや隧道の建設に使われた石材の産地について、謎が解決しなかったため、その振り返りからスタートしました。

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天城山隧道の「茶屋」と「電柱」の謎

  • なぜ茶屋の営業期間が短かったのか?
    湯ヶ島側の茶屋がはっきりと写っている写真(撮影:林良平氏)では、撮影から6〜7年後の同構図で林氏が撮った写真で茶屋が姿を消しています。これは当時バスの運行が始まり、徒歩での峠越えの需要茶屋の役割が急速になくなったためと考えられます。
  • 河津側の茶屋はなぜ写真がない?
    河津側の茶屋は写真資料が残っておらず「見たことがない」と言われますが、現地には平らな場所や建物の基礎が今も存在しています。記録によると「茶屋の人が盗賊に殺された」という記述が残されているそうです。
  • 水生橋付近にも茶屋があったということだが、そんなところになぜ茶屋が?
    旧天城隧道の湯ヶ島側入口・河津側入口の茶屋とは時代が異なり、氷室や山仕事をする人が営んでいました。八丁池への天皇陛下の「下り御幸」の道でもあったことから人の往来はあったようです。
  • 昭和10年の写真に写る「2本の電柱」
    昭和10年(1935年)撮影の湯ヶ島側坑口の写真には、電線の張られていない2本の電柱が確認できます。湯ヶ島への電話開通は大正13年(1924年)という記録があり、電話線か電力線かという話になりましたが、この形状から、電気の専門の人ならば分かるのではという話になりました。

    この電柱は何の電柱?

石材「吉田石」の産地

  • 隧道建設に使われた「吉田石」は、昔「吉田」と呼ばれていた大仁の城山下周辺から採石されたと言われます。大仁から運ぶのは大変なのでは?という疑問がありますが、石を加工しながら道路建設と並行して進めていったという話でした。
    「玄関」にあたる湯ヶ島側には立派な玄武岩、河津側には凝灰岩が使われているとのことです。
  • 安全祈願碑に刻まれた名
    石組みの施工は、山梨県甲府などから訪れた石工組合がおこなったとのことで、野畔(のぐろ)にある安全祈願の記念碑には、沼津の真島政次郎(現・真島石材工業)、内浦三津の瀬川弥右衛門、湯ヶ島の山本太次平という3名の棟梁の名が刻まれています。
    天城隧道が伊豆最古の隧道と思われがちですが、今の伊豆の国市にある「三津坂隧道」が伊豆最古の隧道で、その技術が天城隧道建設にいかされました。アーチ部や側壁を段階的に組み上げ、土圧に耐える構造になっています。また、水抜きのために中央に向かって緩やかな上げ勾配がつけられています。

 氷室(ひむろ)の歴史

氷室園地に復元されている氷室ですが、本物は周辺の土砂崩れや工事で流失したと考えられます。氷室が利用されていた時期は「大正時代」という看板もありますが、下田に黒船で来航したペリーに天城の氷を献上したという興味深い資料も残っているそうです。

湯ヶ島水力発電所

滝尻わさび園さん近くにある東京発電(株)湯ヶ島発電所は、本谷川上流の桐山調整池から運んだ水で発電をおこない、その水は向原を経由して持越川へ流れます。
かつて、桐山調整池から湯ヶ島発電所への水路から、浄蓮集落の水田に農業用水を分けていたそうです。

桐山調整池(昭和10年)

現在の桐山調整池

三本松橋

浄蓮の滝近くの岩尾川に架かる橋「三本松橋」。かつて、3本の大きな松の木があったことからこの名が付きました。橋下には綺麗な柱状節理が見られます。
映画『伊豆の踊子』の五所平之助監督の碑も建てられています。かつて「山本屋」という茶屋があったそうですが、詳細を知っている人はいませんでした。

中央に写る子供との比較で松の大きさが分かります。

このほかに、伊豆湯ヶ島のワサビ栽培の祖である「板垣勘四郎」の話や、かつて浄蓮の滝は滝の裏側に回り込んで水流を眺める「裏見の滝」だったという話などがありました。

天城隧道ができる前の天城越えのルートは?という話から、昔の下田街道を実際に歩いてみたいという話にもなりました。まだまだ、貴重な写真がありますので、今後もこの企画は続いていきます。

20261005第5回「伊豆歴史文化大学」開催報告

10月5日、令和8年度静岡大学東部サテライト連続講座「伊豆歴史文化大学」第5回(最終回)を開催しました。

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今回のテーマは「伊豆の海と災害」

講師:
・小山真人先生(静岡大学名誉教授、静岡大学防災総合センター客員教授)
 「ディアナ号の津波被災とその後の軌跡」
・金子浩之先生(立正大学文学部)
 「伊豆の造船と海難事故の歴史」

小山先生からは、1854年の安政東海地震による津波で被災したロシア軍艦ディアナ号について、その後の経緯を中心にお話しいただきました。

ディアナ号は津波で被災した後、修理のため戸田へ向かいましたが、強風により現在の富士市宮島沖に漂着。その後、戸田への曳航が試みられたものの、荒天のため沈没しました。また、ディアナ号の乗組員が戸田で建造した「ヘダ号」について、建造開始から出航に至るまでの経緯も紹介されました。

金子先生からは、伊豆の造船や海上交通、海難事故の歴史について、さまざまな史料をもとにお話しいただきました。

伊豆国の船舶について、廻船207艘、天当船457艘、艀船146艘、合計749艘という記録を紹介し、江戸時代の伊豆における海上交通の実態について解説されました。また、金子先生が集計した江戸時代の海難事故は355件に及び、遠州灘、伊豆南部、相模灘などで発生した海難や、滞船中の事故、元禄地震・宝永地震による津波での船舶被害などについても紹介されました。

今回も対面・オンラインあわせて多くの皆さまにご参加いただき、皆さま講師の話に熱心に耳を傾けていました。

5月に開講した「伊豆歴史文化大学」は、今回で全5回の講座を終了しました。

「伊豆の鉱山」「伊豆の温泉」「伊豆の特産物」「伊豆の大地とアート」「伊豆の海と災害」と、さまざまなテーマを取り上げ、伊豆の歴史や自然、文化について学んできました。

今年度も、対面・オンラインあわせて多くの皆さまにご参加いただきました。
ご参加いただいた皆さま、そして各回で講演いただいた講師の先生方、ありがとうございました。


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小中学生対象「昆虫・生き物体験イベント」参加者募集!(東部サテライト×静大昆虫同好会「虫処」)

静岡大学昆虫同好会「虫処」と一緒に、身近な生きものを見て・さわって・発見しよう!


静岡大学東部サテライトでは、静岡大学昆虫同好会「虫処(むしどころ)」の学生と一緒に、子ども向けの「昆虫・生き物体験イベント」を開催します!

身近な昆虫や生きものについて楽しく学んだり、標本を作ったり、実際に外へ出て生きものを探したり…

「知る」「つくる」「探す」を通して、身近な生きものをもっと楽しんでみませんか?

イベントに向けて、「虫処」が東部サテライトで合宿!

今回のイベントに向けて、8月には静岡大学昆虫同好会「虫処」の学生7名が東部サテライトで合宿を行いました。

合宿では、東部サテライト周辺の田んぼや狩野川で生きものを観察したり、標本を整理したりしながら、イベントに向けた準備を進めました。

イベントで子どもたちに見てもらう標本を選んだり、周辺の自然環境を調査したりと、着々と準備が進んでいます。

★合宿の様子はこちらの記事で紹介しています▼

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そして今回、いよいよ子どもたちを対象としたイベントを開催します!


イベントではこんなことをします!

① 昆虫を知ろう!
東部サテライトの近くには、どんな昆虫や生きものがいるのかな?
写真や楽しいクイズで紹介します。
気になったことは、虫処のお兄さんたちにどんどん質問してみてください!

② 標本を作ってみよう!
昆虫をじっくり観察しながら、標本づくりに挑戦します。
自分で作った標本は、おうちに持って帰ることができます♪

③ 生き物を探しに行こう!
東部サテライト近くの田んぼへ出かけて、トンボや水の中でくらす生きものなどを探してみます。
実際に外へ出て、生きものを探してみよう!

🐞「昆虫・生き物体験イベント」開催概要

日時
2026年10月17日(土)13:30~16:00

会場
静岡大学東部サテライト(伊豆市青羽根65-1)

対象
小学生および中学生

定員
20名(申込先着順)

参加費
無料

持ち物
虫取り網、虫かご(持っている場合)
※自分でつかまえた昆虫の持参もOK!みんなに見せたり、お兄さんたちに質問してみよう

服  装
動きやすい服装・靴、帽子、雨具など

申込締切

2026年10月12日(月)

申込方法
下記URLからお申し込みください。

https://x.gd/GyRAH

※小雨決行。
※イベント中の保護者の付き添いは、あってもなくても可。お申込み時に確認します。
※内容は、天候や状況等により変更となる場合があります。

主催
静岡大学未来社会デザイン機構東部サテライト
静岡大学昆虫同好会「虫処」

後援
伊豆市教育委員会

虫が好きな人はもちろん、「ちょっと気になる」「生きものを探してみたい!」という人も大歓迎です。

静岡大学の大学生のお兄さんたちと一緒に、東部サテライトの周りにいる生きものを探してみませんか?

みなさんのご参加をお待ちしています!🐞🌿



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20260901第1回「東部サテライト公開講座」開催報告

令和8年度静岡大学東部サテライト公開講座 第1回を開催しました。

9月1日(火)、令和8年度 静岡大学東部サテライト公開講座「多彩な視点から学ぶ 伊豆半島の自然と社会」の第1回を開催しました。

本講座は、多彩な専門分野の視点から伊豆半島について学ぶ公開講座です。静岡大学の教員や大学院生、地域の専門家が講師を務め、それぞれの専門分野から伊豆半島の自然や地域社会について講義を行います。

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第1回は、静岡大学教育学部 教授・教育学部長の鎌塚優子先生を講師にお迎えし、「支援者の眼差し―障害を持つ子供たちを地域、学校で支え合う仕組みづくり―」をテーマにご講演いただきました。

今回は、オンラインでのご登壇となりました。

講義では、障害のある子どもたちが地域や学校で安心して暮らし、学ぶために必要なことについて、人権を尊重する視点や、誰もが持つ無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)などを切り口に考えました。

また、教育・医療・福祉などの専門職や関係機関、地域の人々がつながり、子どもたちをみんなで支えていくことの大切さについても学びました。

特に、一人ひとりの「眼差し」が変わることで、相手への関わり方や行動が変わり、その積み重ねが地域の仕組みや地域のあり方を変えていくという視点が示され、参加者それぞれが自分自身の「眼差し」について考える機会となりました。

講座終了後のアンケートでは、講義を通してさまざまな気づきがあったという声が寄せられました。

  • 「『眼差し』という言葉をキーワードに、一人ひとりを大切にすることの大事さを、改めて感じました。」
  • 「『眼差しが変われば地域が変わる。』には同感です。素晴らしい講義でした。
  • 「『無意識の偏見』について、自分自身、偏見をもっているとは意識していませんでしたが、改めて意識してみようと思いました。」

また、「決めつけずに相手を尊重すること、自分自身を見つめ直すことを意識していきたい」、「地域の中で自分ができることを考えながら、行動していきたい」といった声もあり、講義をきっかけに、自身の考え方や地域との関わり方について振り返った参加者も多くいました。

今回は、鎌塚先生の都合によりオンラインでのご登壇となりました。そのため、オンライン受講へ変更された方も多く、東部サテライトでは会場でのオンライン視聴会を実施しました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。


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20260831第4回「伊豆歴史文化大学」開催報告

8月31日(月)、令和8年度静岡大学東部サテライト連続講座「伊豆歴史文化大学」第4回を開催しました。

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今回のテーマは「伊豆の大地とアート」

はじめに、小山真人先生(静岡大学名誉教授・静岡大学防災総合センター客員教授)が「絵画・写真に残る伊豆の大地」と題し、伊豆の自然現象や景観が描かれ、写真に記録されてきた事例を紹介されました。

講義では、地震による地形の変化を記録した絵図や、伊豆各地の地形・景観を写した絵画や写真などを取り上げ、過去の景観や自然環境を知る手がかりとして、絵画や写真を読み解く方法について解説されました。また、江戸時代の谷文晁による絵と現在の写真を比較し、伊豆の大地や景観の変化についても紹介されました。

続いて、片岡勲人先生(東海大学観光学部准教授)が「近世絵画に描かれた伊豆の風景」と題し、江戸後期の絵師・谷文晁が描いた『公余探勝図』を取り上げました。

『公余探勝図』に収められた「柿木村南望」「青羽根村南望」などの絵について、当時の史料や現在の地形、写真などをもとに、谷文晁がどの場所から風景を描いたのかを探る取り組みが紹介されました。

また、片岡先生がこれまで参加してきた青羽根柿木歴史大学での考証についても紹介されました。青羽根柿木歴史大学では、地域の皆さんとともに「公余探勝図」に描かれた場所について、旧道を歩いたり、明治・大正期の写真と比較したり、地域に残る資料を調べたりしながら考証が行われてきました。

「柿木村南望」「青羽根村南望」については、現在も描かれた場所の候補が複数あり、特定には至っていないことなど、これまでの調査で分かったことと、まだ分かっていないことについても紹介されました。

最後に、松本由奈先生(伊豆市教育委員会学芸員)が「近代絵画・写真に描かれた伊豆の風景」と題し、伊豆を写した写真や絵葉書、鳥瞰図、風景画などについて紹介されました。

伊豆ゆかりの写真家である下岡蓮伺や上田彦次郎の作品をはじめ、大正時代の写真集『伊豆鏡』や、伊豆の風景を描いたさまざまな作品を取り上げ、近代以降の伊豆の風景を記録・描写した資料について解説されました。

絵画や写真、地域に残る資料などを通して、さまざまな時代の伊豆の大地や風景について学ぶ機会となりました。

今回で全5回のうち第4回まで終了しました。

次回はいよいよ最終回。
「伊豆の海と災害」をテーマに開催します。



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20260819 静岡大学昆虫サークル「虫処」7名が東部サテライトで合宿を実施しました

8月19日から20日にかけて、静岡大学昆虫同好会「虫処」の学生7名が東部サテライトで合宿を行いました。

今回の合宿は、10月17日に開催予定の子ども向け昆虫イベントの準備と、東部サテライト周辺の自然環境調査、標本整理を目的として実施されました。

 

合宿に先立ち、8月3日には虫処サークル長の小森さんと中込さんが東部サテライトを訪問し、施設見学や打合せを行いました。施設利用方法や調査計画、ライトトラップ実施場所などを確認し、本番に向けた準備を進めました。

アオダイショウ発見‼ 長さを測る様子 

8月19日午後、学生たちは東部サテライトに集合し、まずは事前に提供された標本画像を確認しながら、東部サテライトで保管している標本の整理です。

子ども達が喜びそうな標本を選んでいます。

丁寧に並び替え 展示用10点が完成

午後には、サテライト周辺の田んぼや狩野川を散策し、水生昆虫を観察しました。

ゲンゴロウやミズカマキリなどいろんな生物発見!

タマムシの差入れ?もありました
夏の夜に活動する昆虫を観察しながら、今後のイベントで活用できる生物情報や写真資料の収集を行いました。

今回の合宿では、標本整理や昆虫調査を通じて地域の自然について理解を深めるとともに、今秋に開催予定の子ども向けイベントの準備を進めることができました。

東部サテライトでは今後も学生と地域が連携しながら、伊豆の豊かな自然を活かした活動を展開していきます。