静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20240812 FMIS「集まれ!静大三余塾」ゲスト 沼津信用金庫堀井さん・栗田さん

こちらは「ぬましんCOMPASS修善寺」、夏の自習はCOMPASSで!

8/12FMIS「集まれ!静大三余塾」ゲストは、番組の提供企業である沼津信用金庫の堀井さんと栗田さん。前回のおさらいにもなりますが、まずは「ぬましんCOMPASS」の紹介。
「ぬましんCOMPASS」は、地域課題を解決し、地域振興をはかるプラットフォームとして、沼津信用金庫が運営する施設で、現在、沼津、御殿場、修善寺の3施設が展開されており、スタディスペースやコワーキングスペースを提供しています。修善寺駅近くの「ぬましんCOMPASS修善寺」は、昼間は伊豆を中心に活動するワーカー、夕方は学生の勉強スペースとして多くの方に利用していただいているとのことです。

今回は、令和5年9月連携協定を締結した沼津信用金庫静岡大学との連携についてを紹介。静岡県東部地域において、地域住民が支え合う持続可能な地域社会構築の実現を図ることを目的としたもので、地域経済の振興に向けた地域や企業の課題解決、人材育成などを盛り込んだ内容となっています。
その一環として、ぬましんCOMPASS沼津内のシェアオフィス「TENTOぬまづ」に、静岡大学が「静岡大学沼津イノベーションオフィス」を開設。静岡大学イノベーション社会連携推進機構の倉田俊彦特任教授が週に1回という形で常駐し、地域の中小企業の技術・経営相談といった、お取引先では解決できない課題に取り組んでいきます。7月1日に開設式をおこない、沼津信用金庫の鈴木理事長と静岡大学の日詰学長が、今後の展望について対談しました。
鈴木理事長は、開設当初からぬましんCOMPASS沼津内にサテライトオフィスを持つ沼津高専に続き、学生と企業の交流を通して、地域が活性化されることを望むということを、日詰学長は、セミナーや講座、学生との交流といった教育文化面での貢献をし、起業相談について学術面からのアドバイスをおこないたいとお話されました。
現在、営業時間20時までに延長し、沼津高専や静大の学生に運営のお手伝いをしてもらっています。近隣の高校生、1階にある図書館利用の住民、シェアオフィスの利用者と、様々な人がつながることで地域課題解決を静大との連携で進めていき、御殿場、修善寺も含めた東部地域全体で取り組んでいきたいとのことでした。

ぬましんCOMPASS沼津のイベントとしては、スタートアップに向けた知的財産セミナーをシェアオフィス入居者向けにおこなったり、9月からは、伊豆市CIO補佐官中村祥子さんを講師に迎え、DX相談会をお取引様には無料で開催。手作業での入力をエクセルで省力化するといった相談を受け付けています。中小企業の課題として挙げられるのが、DX・人材・省エネ。人材については、11月に人材不足に特化した相談会を開催します。取引先でなくても参加できるので、ぜひ活用してほしいとのことでした。

最後に、ぬましんCOMPASSは3拠点とも学生の自習スペースがあり、涼しいので夏休みの自習にぜひご活用ください、とのことでした。