静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20240108 FMIS「集まれ!静大三余塾」ゲスト ジオパーク研究員 辻修次さん1/3

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辻さんを魅了する伊豆の海

FMISの連続ラジオ講座「集まれ!静大三余塾」。今クールは「ジオパークのひみつ」と題して、ジオパークについてのお話をしていきます。現在、美しい伊豆創造センターには3人のジオパーク研究員の方がいらっしゃり、今回からお一人づつ、3週に渡ってお話をいただきます。
トップバッターは、文化遺産・地方創生担当の「辻修次」さんです。

伊豆との関わり

東京吉祥寺出身の辻さん。ご両親が海が好きで伊豆にはよく旅行で来ていたそうで、西伊豆堂ヶ島の記憶が強いそうです。
学生時代はマリンスポーツ、特にスキンダイビングをしており、スキューバよりも海と一体になれる感じが好きとのこと。
最近興味があるのは「カヤック」。ダイビングは海の生き物を見るのが楽しいが、段々とその周囲の地形が気になり、岸の地形なども気になってきたので、水面近くを自分の力で漕ぐことができるカヤックがよいとのこと。
これまでにロンドンやマレーシア、パラオなど海外で過ごしてきた辻さん。パラオの透明できれいな海も見てきましたが、小田原から伊豆に向かう電車から見える紺色の相模湾がとてもきれいに見えたそうです。

伊豆といえば「伊豆の踊子」、ジオと文学も密接に関わっています。

ジオと文化の関係

美大文化財のマネジメントやキュレーションを教えていた辻さん。ジオの研究員というと岩石や火山の専門家?と思われ、文化とジオは関係がないように思われるかもしれませんが、例えば「伊豆の踊子」。踊り子はなぜ伊豆に現れたのか、学生はなぜ伊豆に来たのか?それは「温泉」があるからで、温泉がなければ成立しない話です。
先日、国学院博物館の「三嶋の神のモノガタリー焼き出された伊豆の島々ー」というイベントを美しい伊豆創造センターが共催しました。三嶋大社の神の話で、神とかジオに関係ないと思うかもしれませんが、伊豆諸島の火山が噴火したことを昔の人は神が怒ったに違いないと、神社を建てて祀ったのです。

次週(1/15)に続きます。