大仁金山の麓に広がる温泉リゾート「修善寺時之栖」。今回、古民家をリノベーションした宿泊施設「金山ヴィラ」がリニューアルオープンしたことで、グランドオープンとなったのですが、内山先生の地域創造学環のフィールドワークで、この古民家の利用の仕方を考えるワークショップをおこなったことから、グランドオープンの内覧会に東部サテライトも招待していただきました。
伊豆市瓜生野(うりゅうの)にある大仁金山。国道136号を三島から修善寺方面に走っていると修善寺手前で右手に見える「大仁金山」の看板に、えっ金山?と思った方もいるのではないでしょうか?
天正年間(1573~1592年)に金鉱脈が発見され、金山奉行として知られている大久保長安によって、慶長年間に最盛期を迎え、その後閉山。1933年(昭和8年)に操業を再開。現在は基礎の部分が残っている浮遊選鉱場が建設されました。1935年、坑内をボーリングした際に温泉が噴出し、公衆浴場を開設。1973年に正式に閉山し、その跡地は、ミニ遊園地などを経て、株式会社時之栖が、温泉や宿泊施設などの複合施設「伊豆温泉村」をオープンしました。
その「伊豆温泉村」が、施設のリニューアルや新しい施設をオープン。「修善寺時之栖」として先日、リニューアルグランドオープンしました。
まずは「金山ヴィラ」。千葉から移築されたという築100年を超える古民家2棟を宿泊用にリノベーションした施設で「KANOGAWA(狩野川)」と「JYOYAMA(城山)」いう名前が素敵です。1棟貸しで、囲炉裏端のあるダイニングと大きなヒノキのお風呂が特徴的です。伊豆で作ったクラフトビールを楽しむこともできます。
次に新しくオープンしたアウトドアサウナ「KULTA」。大小5台のバレルサウナ(樽型をしたフィンランド発祥のサウナ)が並び、セルフロウリュ(熱したサウナストーンにアロマ水をかけることで蒸気を含んだ熱気が発し、発汗を促す)を楽しむことができます。水風呂は2種類。水着&ポンチョを着用し、男女一緒に利用することができます。
プールのような水風呂に入り、「大仁金山」を眺めながら「ととのう」が、最高ではないでしょうか。
モンゴルのパオのようなコテージ、ホテル「オリーブの木」。こちらには、時之栖の公式キャラクター「ときすみ とっきぃ」のキャラクタールームが登場。内覧会にはとっきぃが遊びに来ていました。とっきぃは県の鳥「サンコウチョウ」。頭には富士山がのっかっています。
こちらのお部屋は、4ベット+ロフトにお布団2組を敷くことができるお部屋。お風呂はお隣の温泉施設「百笑の湯」を使用してもよいですが、室内のお風呂にも温泉がひかれています。お値段がリーズナブルなので、伊豆でフィールドワークをおこなう学生さんにおススメしたいと思っています。オリーブの木宿泊者専用のBBQハウスがあるのも魅力的です。
修善寺時之栖さん、グランドオープンおめでとうございます。伊豆市を盛り上げていく仲間として、今後ともよろしくお願いいたします。
静大の学生が主体となったイベントとかを開催できるとよいですね。