月に1回、狩野ベースで開催している企業・自治体・大学の情報交換の場「伊豆未来デザインラボ」。12月22日のラボには、伊豆市産業振興協議会・NTT西日本・NPOサプライズ・ジオガシ旅行団・静岡ガス株式会社・静岡鉄道株式会社・株式会社静鉄アド・パートナーズ・スルガ銀行サイクリングプロジェクト・沼津信用金庫・一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー・三菱地所株式会社の方が参加。各社10分くらいの持ち時間で、最近の動向や連携のお願いなどについて話していただきました。
今回、初参加は「一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー」さん。
駿河湾フェリーをご存知ない方のために、簡単に基本情報ですが、静岡市清水⇔土肥4往復/日、最大客数400名、車54台を運びます。片道2,000円、陸路は公共交通機関だと3,000円かかり、フェリーのほうが所要時間が少し短く、運転手が楽であることが魅力です。コロナの打撃をかなり受けたものの、駿河湾をイメージした青いオリジナルのアイスを船内で販売したり、冬のイベントとして、土日の最終便を焼津天文科学館の方の解説付き「星空便」として運行したりと頑張っています。
ここで静岡の企業の方から思わぬ情報が!フェリーの貸切特別室(往復10,000円)で、持ち込みで船上で宴会ができるとのこと。ちょっと変わった宴会にもってこいです!ケータリングサービスがあればいいのに…という要望がありました。
NTT西日本さんからは、生産者やシェフのライブ配信を見ながら買い物ができる食のライブコマース
foove(フーブ) | 農家さんやシェフから直接食材が買えるライブコマースサービス
の紹介がありました。
伊豆の食材の魅力を伝えるのに最適ではないか?ということで、静岡県内生産者の合同ライブイベントを2/3-2/9、3/2-3/8に開催するので、興味のある方はぜひ、お問い合わせください。
静岡ガスさんからは、柿田川のショールームで開催した「餃子レシピコンテスト」の報告。高校生部門の大賞は、おじいちゃんの作ったみかんをタレにつかった「摘果みかん黒はんセロリ静岡ぎょうざ」とのこと。また、ギョウザつながりで、この会の座長を務めるNPOサプライズの飯倉さんが講師を務めた「伊豆・富士山地域の歴史や文化を活かした商品プラン開発セミナー」から「頼朝公旗揚げ餃子&ビール」という商品が生まれたとのこと。餃子の一番亭のにしはらグループが商品化、旗揚げビールを時之栖が商品化し、発売が決まっているとのことです。
静鉄アド・パートナーズさんからは、12/15~17に台湾で開催した伊豆の観光イベントの報告がありました。フォトスポットを設置したところ、松崎雲見からの富士山のパネルが一番人気だったそうです。伊豆についてほとんど知られていないということで、熱海すらも知られていないことにショックを受けたそうです。交通についてもっと分かりやすく示していく必要があるとのことでした。
静岡大学からは、産学官連携で研究を進める「プロジェクト研究所」について紹介。そのプロジェクトの一つ「発酵とサステナブルな地域社会研究所」が、大河ドラマ「どうする家康」活用推進協議会と共同で開発したクラフトビール「家康公CRAFT」の第3弾の発売(すぐに売り切れたそうです)についてお知らせをしました。家康公ゆかりの地から採取した酵母を使用して開発したというこのクラフトビール。今回は、井川大日峠お茶蔵周辺のツツジから採取した酵母を使用したとのことです。
東部サテライトの近くにもベアードビールさん、反射炉ビヤさんといったブルワリーがあるので、そうしたところとのつながりが今後できるとよいなと思いました。