静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20240219 第1回青羽根柿木歴史大学

青羽根柿木歴史大学、第1回目開講

2024年1月15日からスタートした「青羽根柿木歴史大学」。前回はプレ開催ということもあり、今回が第1回目となります。

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狩野城について学ぶ、ということから始まったこの勉強会。参加者の地区は問いませんが、主にサテライトのある青羽根とお隣の狩野城跡がある柿木の住民の方が参加されています。狩野城のことを語るためには、そのお膝元である青羽根、柿木地区、互いの場所を互いの住民が知る必要があるということで、今回は青羽根についてを学ぶという会になりました。
自宅にあった古文書をまとめた本を自費出版された青羽根にお住まいの森島さんが、その本の内容を元に資料を作成し、古い時代から明治までを時系列で説明していきます。
まずは、青羽根について全く知らない人もいるので、青羽根の46の小字と狩野氏に関係のある場所や史跡などについて説明。都度、質問や知っていることがあれば発言していくというスタイルで会は進みます。
小字名にはその土地の自然や暮らしが表れており、例えば、「樋ノ澤口」というところは昔、竹の樋で田に水をひいていたとのことでした。
その中でみなさんが興味を持ったのが、「七人女郎(このお話については調べてもよく分からず、後日お聞きして追記します。)」が隠れたとされる大きな岩のある場所「北澤洞」、弾除けの御利益があるとされる龍爪神社がある「矢積平」、狩野城跡と龍爪神社の間にある「焼場」、亥の満水(1671年)で流れた「狩野塚」、伊能忠敬測量隊の足取りなど。矢積平は狩野氏の弓矢の練習場だったのか?、「七人女郎」の逃げたルートは?などの質問がありました。

実際に現場を見たい!という意見が多数、次週は早速フィールドへ。

その中で、話を聞いて興味を持ったので、実際に歩いてみたい!という希望が多く上がり、午前に勉強会、午後はフィールドに出るのはどうかという提案がありました。
みなさん賛成され、次回は早速、龍爪神社と焼場、北澤洞に行ってみようということになりました。
私たちは大学ということで、みなさんの質問や疑問をまとめ、定期的に専門の先生方に聞く機会を提供したり、講義をおこなうといった形でサポートしていきたいと思っています。もちろん、地域の一員として一緒にこの大学に参加し、学びを「楽しもう」と思います!