静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20240115 青羽根柿木歴史大学スタート

狩野七塚の一つ「神塚」、マックスバリュの駐車場にあります。

一昨年、サテライトの近所に住む方が、ご自宅の納戸から見つかった古文書を読み解き小冊子を制作したことがきっかけで、東部サテライトを訪れました。その時に地域の歴史を学ぶということで「狩野城勉強会」を開催し、講義と狩野城跡のフィールドワークをおこないました。

狩野城をはじめ、サテライトのある伊豆市青羽根や柿木地区には多くの地域資源がありますが、地域住民もその歴史などについて知っている人も少なく、これらを次世代に伝承し、守っていくことが大事なのでは?ということで、定期的な勉強会を開催することになりました。

お家に保存されていた古文書や古銭などを見せてくださいました。

1月15日、地域の興味のある人で東部サテライトに集まり、どのような会にしていくかを決めようということになりました。
まずは一番大事な会の名称、「青羽根柿木歴史大学」となりました!
プレとなる今回は、前述の小冊子を制作した森島さんが青羽根の歴史的な資源について概略を説明。
青羽根の地名の由来は、青い粘土が採れたという「青埴」からということにはじまり、狩野城や狩野七塚、月に一度マルシェが開催されている子安神社、龍爪神社などについてお話があり、参加者のみなさんが知っている情報を出し合いました。

「大学」というからには、森島さんからみなさんに問題も。「古文書」の解読に挑戦!大塩平八郎の手配書をみなさんで解読しました。(私たちは古文書解読アプリを使ってしまいました…。)

プレ開催ではありましたが、とても良い会だという感想をいただき、あらためて地域の方の「学びたい」というニーズを感じました。
若い人の参加がないと伝承という目的が果たせないのでは?という意見もあり、開催の方法などについても考えていかなければならないと思いました。 

地域の方がDIYで整備しているポケットパーク、こうしたものも地域資源として発信していきたいです。