静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20230610 地域創造学環フィールドワーク 月ヶ瀬街あるき

今年の月ヶ瀬田んぼアートは「お月見うさぎ」

今週は天気予報とにらめっこ。なぜなら、6月10日にサテライト近くの複合施設「ふらっと月ヶ瀬」さんで、静岡大学地域創造学環の学生が企画したオートクラフトIZUさんの「おもしろ自転車」を使ったイベントを開催予定していたからです。あいにく、連日の大雨の影響でグラウンドの状況は回復せず、やむなく延期を決定。イベントの内容は…開催するまでの秘密です(笑)。
午前に予定していたおもしろ自転車イベントは中止となりましたが、午後から予定していた「月ヶ瀬街あるき」は決行。この季節、月ヶ瀬梅林の梅もぎで盛り上がる月ヶ瀬を案内してくださるのは、「小戸橋製菓」の会長さん!「ちいかわ」に登場したことで注目を集める「猪最中」でおなじみの小戸橋製菓さんは、月ヶ瀬に本店を構える創業100年超えの老舗菓子店です。

田んぼアートを楽しむために設置された回廊、フォトコンテストも実施!

ふらっと月ヶ瀬からまずは、5月中旬に田植えがおこなわれた月ヶ瀬田んぼアートの会場へ。この田んぼアートは、色が特徴的な7種類の稲の苗を使うことで、田んぼに絵を描くものです。今年の絵柄は干支のうさぎ。これまでは上から見るやぐらだけでしたが、今年は周囲を歩くことのできる回廊を設置。月ヶ瀬学区地域づくり協議会として、月ヶ瀬田んぼアートの企画・運営に携わっている会長さん。近所の人だけでなく、この田んぼアートを見に市外県外から人が訪れることで、この地域を気に入って、移住定住に結び付けば嬉しいとのことでした。今年はフォトコンテストや来年の田んぼアートデザインコンテストをおこなうとのこと、新しい取り組みに前向きな姿が素敵でした。

天城中学校のグラウンド。見渡す限り山、山、山。

田んぼアートを後にし、聖神社に寄り、天城中学校へ。天城中学校は2025年4月、修善寺中学校、中伊豆中学校と合併。新校舎は、現在建設の進んでいる日向地区の新校舎となるため、天城中学校は2024年度をもって廃校となります。全国的にも大きな課題となっている廃校利用。どのような利用方法があるか、地域の人たちの考えを聞きながら考えていくそうです。ここはひとつ、大学生の柔軟な発想やアイデアを提案する場面でもありますが…。学生さんたちは、山に囲まれた自然いっぱいの中学校の環境に驚いているようでした。これからもこのような地域の方と一緒に街を歩き、お話を聞く機会があると嬉しいです。まずは、「おもしろ自転車」イベントをリベンジ!