静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20240401 FMIS「集まれ!静大三余塾」ゲスト 東部サテライト内山先生

ニホンミツバチによる養蜂に挑戦中の内山先生

伊豆市コミュニティーFM「FMIS(エフ エムイズ 87.2MHz)」にて、毎週月曜日16:15~16:30放送(再放送木曜日11:30~11:45)中の連続ラジオ講座「集まれ!静大三余塾」。2024年4月~6月は、「美しい伊豆創造センタ ーの多彩な仲間たち」と題し、伊豆半島の観光・地域活性化を目指す「美しい伊豆創造センター」職員の方からお話をいただきます。
初回は、前クールのまとめということで、東部サテライトの内山先生が登場。前回「ジオパークのひみつ」の印象に残った回からお話がスタートしました。

ジオパークのひみつ」の印象に残った回から

ジオパーク研究員佐々木さんの3回目の放送

toubusatellite.hateblo.jp

子どもが自然に触れ合う機会が減っているということで、子どもも参加する南伊豆での里山づくりの取り組みが気になった。自分の受け持つゼミ生でも子供の自然体験について研究したい学生がおり、親の意識が関係しているのでは?ということだった。
自然から学ぶことには、特に感覚的なことが多く、それが失われないよう里山づくりを通して、自然に触れあえる機会をつくるのは良いことだと思う。
東部サテライトでも入居している狩野ベースの職員室を利用し、近隣の小学校の下校時の居場所として、顕微鏡をのぞくといった大学ならではの「ミニミュージアム」開設を計画中。秘密基地のような空間をつくりたいとのことです。

福祉とジオパーク

専門・研究テーマが地域福祉である内山先生。ジオパークと福祉、一見関係がないように思えるが、ジオパークは地質や生物だけにはとどまらない、そこに暮らす人の生活そのものを持続可能にするかという視点を大切にしている。そう考えると福祉もその範疇に入り、地域包括ケアとか地域共生社会、みんなで支え合い、誰一人取り残さない地域づくりをしていく流れ中で、ジオパークも福祉との関係を切り離すことができない。
具体的にどのようにジオパークの中で、社会的包摂を実現していくかというと、一つにはジオパークが掲げるプログラムの中に、子どもや高齢者、障害のある人の意見が取り入れられるというのがある。
実際に筑波山地域ジオパークでは、多様な人が利用しやすいプログラムがある。視聴覚障害のある人でも楽しめるように、標本に触ったり、3Dの立体模型に触るといった感覚で楽しむことができるプログラムを提供している。地域資源を活用したプログラムの策定自体に障害のある人が主体的にかかわる、例えばガイドとして活躍するといった地域との交流に多様な人がかかわることが重要。みんなでつくることが普通におこなわれることが大事とのことでした。

養蜂に挑戦中

自宅での二ホンミツバチによる養蜂に挑戦中の内山先生。二ホンミツバチの飼育はなかなか難しいようで、蜂蜜の貴重さや養蜂という仕事の苦労が分かったとのことでした。内山先生の養蜂については進展がありましたら、こちらのブログでお伝えします。

手作りの巣箱、真ん中にあるのはニホンミツバチ用の誘引剤です。

次回からは、美しい伊豆創造センターのスタッフの方が登場!伊豆半島各市町村の自治体や事業者から派遣されている方がいるので、自分の住む地域のオススメスポットや地域課題など、色々な話が聞けると思いますのでお楽しみに!