静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20230624 スリランカ研修員が沼津市のサロンを訪問

JICA(国際協力機構)がスリランカで実施する「コミュニティにおける高齢者向けサービス運営能力強化プロジェクト」の研修員17名が、松崎町を訪問したことは以前のブログに載せましたが、その日の午前中は沼津市千本地区のサロン寺子屋の活動を見学しました。サロン寺子屋は毎月一回程度、社会福祉協議会と地域の運営スタッフが中心となり、地域の公民館で高齢者が集い健康講座や体操、脳トレ、読み聞かせなどを行ったり、時には小学校の調理室を借りて、地域の子どもと一緒にケーキやシチューを作ったり、様々な活動を行っています。

この日は、スリランカからお客さんを迎えるということで、やはり日本的なものを見せよう!ということで、リーダーの北川さんを中心に皆でアイデアを出し合ったそうです。スリランカの人達も一緒に歌えるよう「あめふり」の童謡の歌詞をローマ字表記にした紙を配り、歌いながら実際に蛇の目傘を広げてみたり、地域で詩吟を得意とする高齢男性が日頃の成果を披露したり、意味は分からなくとも、想いや雰囲気は充分に伝わったと思います。

蛇の目傘を広げて「あめふり」を

折り鶴は日本人男性にとっても難しい

詩吟を披露する男性、地域では有名人!

また、新聞紙で兜を折り、大谷さんのかぶと姿を真似て皆で写真を撮ったり、折り鶴を日本人が一生懸命教えてあげたりと、とても和やかな雰囲気で交流が行われていました。「折り紙はスリランカでも人気があるから、習うことができてうれしい!」という声も聞かれました。

どこにいっても、オオタニさーん

サロンの参加者が積極的にスリランカの人達と身振り手振りでコミュニケーションを図ろうとする姿はいつもより生き生きとしているようにみえました。また是非沼津にきてもらいたいと皆さんおっしゃっていました。

セイロンティー、いただきました!