伊豆市が主催するまちづくり探究講座、「伊豆未来塾」が始まりました。7月から10月にかけて全4回にわたり実施される講座は、特定非営利活動法人NPOサプライズ代表理事の飯倉氏がファシリテーターを務めます。実は本事業、10年以上前から行われていたそうですが、これまでの対象者は社会人が主で、今回のように高校生を対象とした講座は昨年度から始まったばかりです。そこには、探究学習が高校で正式に科目化されたことや若い世代の地域に対する想いを行政がサポートすることで何とか形にしたい、という強い願いが背景にあるようです。このような事業に静大東部サテライトも協力者として参加しています。
第1回目が7月21日に沼津信用金庫ぬましんCOMPASSで、「プランニングのコツを学ぼう！」ということで、最初のオリエンテーションが行われました。残念ながら参加者は高校生5名、中学生1名と少なめでしたが、その分中身の濃い内容になったのではないでしょうか。飯倉さんからは、「行動力」と「気づく力」を身に着けることの重要性や、常に課題の背景にある原因や事情、実態や経緯を考えることで、自分の中になるべく多くの引き出しを作ることが大事であるといったお話がありました。次回からは各自の課題意識に基づき、課題解決に向けたプランニングに取り掛かるようです。
最終回では市長向けにプレゼンテーションも予定されており、伊豆市役所もいい提案には予算をつけて事業化することも考えているということでした。静岡大学東部サテライトでは、来年3月9日に探究サミットを開催する予定で、今回の未来塾での内容を是非その時に共有してもらいたいと思っています。
