静岡大学東部サテライトだより

静岡大学東部サテライト「三余塾」の記録・お知らせ

20230911 FMIS「集まれ!!静大三余塾」東伊豆町フィールドワークインタビュー

稲取漁港の看板を地元の方と一緒に制作

9月11日放送の「集まれ!静大三余塾」は、地域創造学環の東伊豆町でフィールドワークをおこなう生徒さん3年生2人と2年生1人へのインタビューでした。まだ夏休み中の学生さんは、旅行にバイト、部活、インターンシップと毎日忙しいようです。
東伊豆町稲取地区を拠点としたフィールドワークをおこなうみなさんは、昨年度は漁港にアート作品をつくるというワークショップを地元の方と一緒におこないました。今年度はもっと地元の方と密に活動をしていきたいということで、みなさんの困り事をサポートする「何でも屋さん」の活動をしているとのことです。

地域おこしイベントのサポートで漬物石カーリングに挑戦

なぜ、この東伊豆でのフィールドワークを選んだかという質問に、秋田が出身の生徒さんは、伊豆というと観光地で賑わっているというイメージがあったのに、東伊豆は町の賑わいが少なく、空き家も多いという話を聞いて興味を持ったそうです。
フィールドワークに参加している感想として、自分のやりたいことと地域の人の臨むことが一致しているとは限らないことに気づかされる場面が多々あるとのことでしたが、自分たちが計画したことをやり遂げたあとの達成感は大きく、地域の人に「ありがとう」と言われるとやりがいを感じるということでした。
移住をするわけではないけれど、継続的にその地域のために関わる「関係人口」について調べている学生さんもおり、東伊豆町は地域おこし協力隊の方の活躍など、関係人口の面でかなり先進的な取り組みをしているのでそこを参考にしていきたいということです。
今後の東伊豆町フィールドワークの予定は、地域の人との交流を深めていくために、稲取の廃園になった幼稚園の活用方法を考えていくとのことで、これからも東伊豆町のフィールドワークから目が離せません!
地域に密着した企業、フィールドワークの経験がいかせるような職業に就きたい、地域の地盤が強くないと豊かな暮らしはできないので地盤を支えるような職業に就きたい、そのためにも残されたフィールドワークの時間を頑張っていきたいと語る学生さんに、「静岡の未来は明るい」とパーソナリティの鈴木さん。
これからもフィールドワークを通して、伊豆のそして日本の未来を切り拓く学生さんたちを育てていくのが大学の使命なのではないでしょうか。